雑記帳(]V)                       

 

川上純平         2018・7・11〜

 

 

2018年7月11日(水)

 

6月に発生した「大阪府北部地震」及び7月に発生した「西日本豪雨」で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。今回の災害で、私は七年前の「東日本大震災」や数年前に近所を流れる川の堤防が決壊するのではないかと懸念させ、津軽の地域によっては洪水被害に見舞われた「豪雨」を思い起こしました。現在も被災と救援活動は続いていますし、そもそもの原因は「地球温暖化」だけではありません。今後も発生するであろう様々な自然災害に対する防災意識や支援活動、その他について考え、取り組む必要もあります。

この数ヶ月、森友学園問題・加計学園問題が取り沙汰され、決着しそうで、なかなか決着しないようです。自衛隊の海外派遣部隊についてのイラク等での日報(活動報告書)を防衛省や自衛隊が隠していたことも問題になりました。

また3月は原発関連の出来事が多い時期でもありました。3月9日に青森地方裁判所では六ヶ所村核燃料再処理工場の安全性を巡って、訴訟原告団が再処理工場の真下に活断層があるという調査結果があるので、審査が必要と訴えたとされています。同月15日には京都地方裁判所が判決で福島第一原発事故により自主避難した人々に賠償するように国と東電に命じています。同月16日には東京地方裁判所が判決で福島第一原発事故により福島県から東京に避難した人々に賠償するように国と東電に命じています。同月22日には福島地方裁判所が判決で福島県内の避難指示区域に住んでいた人々に賠償するように東電に命じています。同月23日には九州電力玄海原子力発電所3号機が「東日本大震災」以後、7基目の再稼働を始めました。また6月29日には青森県の東通原子力発電所工事の再開が決定されました。工事が中止になるよう望みます。

4月13日、14日にはアメリカ、イギリス、フランスの軍隊によるシリア攻撃がなされました、シリア攻撃はこれでもう二度目となります。アメリカのトランプ大統領はシリアの化学兵器関連施設に対して爆撃を行うよう命令したとされています。

4月18日には日本の政治家が「セクハラ発言」で辞任し、4月27日には韓国と北朝鮮の両首脳による「南北首脳会議」(板門店)が行われ、非核化、両国の関係改善、和解、統一を目指しての宣言もなされました。5月20日にはイスラエルの南西に位置するガザ地区(パレスチナ自治政府の行政区画)で抗議デモが行われ、これまでにパレスチナ市民60人以上の死者が出ました。これはイスラエルのアメリカ大使館が5月15日にエルサレムに移転したためとされています。6月12日には史上初の「米朝首脳会談」(シンガポール)が行われ、新たな米朝の関係、平和、非核化、繁栄を目指しての共同声明が出されました。

6月〜7月に「2018FIFAワールドカップ」(ロシア)が行われ、現在も世界が沸き立っていますが、6月23日は「沖縄戦終結」の日とされています。第二次世界大戦時も含めて、沖縄の過去・現在・将来について学ぶことは大切です。また辺野古・高江米軍基地建設中止を望みます。7月には長崎と天草地方にある「潜伏キリシタン」の関連遺産がユネスコ世界遺産委員会で世界文化遺産として登録されました。多くの人々が訪れるようになることですが、しかし、単に観光地としてそこを訪れるだけでなく、このことに、どのような意味があるのか、「潜伏キリシタン」とは何か、その歴史等を調べてみることが重要だと思われます。7月6日にはオウム真理教の元教祖と元幹部ら7人が死刑されました。これについては死刑に処したことも含めて様々な意見があります。

4月中旬には日本基督教団藤崎教会の創立時の信徒である佐藤勝三郎が1885年に創立した「敬業社」のあった場所を見学してきました。藤崎でのりんご栽培の発端となった団体です。今は、建物等は何もありませんが、今年の冬に豪雪のために「敬業社」について説明された看板が倒れてしまい、新しく記念碑と歴史等が記された看板を建てられました。5月3日の「憲法記念日」に、私は弘前市で行われた「地区5・3市民集会」に出席しました。「憲法9条のリアリティ」と題して葛西聡氏(あすなろ法律事務所 弁護士)の講演をお聞きしました。そこで海外で非軍事的な取組みをすることで平和に貢献したことが評価され、それは日本には「日本国憲法9条」があるからだと言われたとのお話がなされました。自衛隊が国内外の非軍事的な取組みや被災救援活動等を中心にした組織になることが望まれるのではないかと思います。

5月下旬には弘前学院外国人宣教師館を見学しました。アメリカから派遣された女性宣教師の宿舎として建てられたわけですが、設計施工者は日本基督教団藤崎教会や同教団弘前教会の会堂を設計したのと同じキリスト者の棟梁である桜庭駒五郎で、国の重要文化財です。弘前学院大学キャンパス内にあります。弘前学院は本多庸一や長谷川誠三とも結びつきがある津軽のキリスト教主義学校です。5月には仙台市で行われた「東北同信伝道会」に出席し、そこでは新しく東北の教会に来られた牧師たちの歓迎会が行われ、今回、その開会礼拝の司式は聖公会の牧師(司祭)の方が執り行いました。また7月上旬には同志社の神学研究科の学生の方で藤崎教会の歴史を研究している方が論文執筆のために同教会を来訪され、見学されました。8月下旬には京都の同志社大学で行われる「同志社神学協議会」に出席する予定です。

2018年度も既に3ヶ月が過ぎ、藤崎教会・北西地区・奥羽教区の諸行事もそれぞれ無事、行われました。牧師館前のプランタでは「オクラ」等の野菜を育て始めましたが、天候不順や自然災害が続発する可能性のあるため、懸念されることも多いです。そして、今後、特に農業、漁業に携わる方々が守られ、体調を崩されないよう祈ります。皆様もお気を付け下さい。

 

 

2018年9月10日(月)

 

今年の夏は猛暑・酷暑でした。そのために倒れられた方々、8月下旬に日本各地で猛威を振るった「台風21号」の被害に遭われた方々、9月上旬に発生した「北海道地震」で、今も避難され、また悲しみの中にある方々に心よりお見舞い申し上げます。ここ津軽では「台風21号」でリンゴが落果し、また春にリンゴに被害が出た黒星病が、秋にも発生するのではないかと懸念しつつ、収穫の実りの秋を望んでいます。

私は8月下旬に「北西地区教師研修会」に出席し、今年度、北西地区に新しく来られた教師たちによる発題、「在日大韓基督教会の歴史とその課題」、『聖書 聖書協会共同訳』についてお話をお聞きしました。「在日大韓基督教会」は在日及び滞日韓国人のプロテスタント教会のことです。『聖書 聖書協会共同訳』はかつて『新共同訳聖書』を出版した日本聖書協会が礼拝にふさわしく『新共同訳聖書』から三十年振りに新しく訳した聖書で、今年12月に出版予定だそうです。それぞれの発題から良き学びと話し合いの時が与えられました。

 同じ8月下旬に「全国同信伝道会神学協議会2018」が同志社大学寒梅館のハーディーホールにて行われました。今回から前回2016年までの「同志社神学協議会」という名称が変更されました。これは二年に一度、行われます。前回、私は台風のため飛行機が欠航となり、出席出来ませんでしたが、今回は無事、出席する事が出来ました。講演は来年3月で退官される原誠先生(同志社大学神学部教授)によって「同志社神学教育と教会 ‐共働の業として」と題して行われ、信徒及び牧師による発題、それらを踏まえての協議、同志社大学神学部や「全国同信伝道会」による報告がなされました。教師と信徒全体でおよそ300名の参加がありました。同志社大学神学部とそこで学び卒業した者が教師として遣わされる教会とは共に話し合いを行い、教師も信徒も育てられていくものであるということを実感し、これからもこのことを覚えていくことが大切であることを思わされました。また久し振りにお会いすることの出来た方々がおられたのが嬉しい協議会となりました。

9月上旬には「奥羽教区教師宣教セミナー」(奥羽教区教師の研修会)に出席し、「北西地区教師研修会」での発題にもありました『聖書 聖書協会共同訳』について、今度は小友聡先生(東京神学大学教授、日本基督教団中村町教会牧師)について、実際に翻訳に携わっておられ、旧約聖書がご専門ということもあり、更に詳しいお話をお聞きすることが出来ました。この聖書が日本のキリスト教会と社会にどのような影響を与えていくのかを考えさせられました。

また私が今、牧師をしています藤崎教会の方では、7月中旬に、この教会の歴代牧師で、目の不自由な方では日本で最初の牧師となった藤田匡牧師の子孫にあたる方々が来会され、会堂及び「藤田匡漢詩屏風」を見学されました。その際に、この方々は、戦後、間もない頃、この教会の牧師をされた福島恒雄牧師による藤田匡の伝記を教会に寄贈されました。藤田匡は1859年に藤崎に生まれ、今年で生誕160年を迎えます。

また夏の教会行事を行う中、日本基督教団社会委員会による「西日本豪雨緊急被災支援募金」を7月から開始し、先日、送金しました。

世の中では七年前の「東日本大震災」の際に事故を起こした「福島第一原子力発電所」のトリチウムをどのように処理するかが問題となっていたり、現在の天皇が生前退位すること、代替わりについて「日本国憲法」の定める政教分離の原則が守られないのではないかという懸念があったりします。これらのことについて、これからも関心を持って注目していきたいと思います。9、10月には「奥羽教区脱原発講演会」、「奥羽教区社会問題セミナー」、日本基督教団東北教区及び北海教区も参加する「北日本『核と基地問題』ネットワーク集会」に参加する予定です。

牧師館の庭にあるプランタのオクラは一度、大雨で駄目になりましたが、もう一度、土を取り換え、種から植え直し、8月に見事に花を咲かせて、実を実らせました。主なる神に感謝し、皆様にも主なる神の恵みがありますよう祈ります。

 

 

2018年10月17日(水)

 

9月に夏期休暇を取って関西を中心にして幾つかの場所を訪れました。まずは兵庫県神戸市の幾つかの一神教の宗教施設が建てられている地域です。それぞれお互いに比較、近くに建てられているので順番に歩いて見て回りました。最初に訪れた神戸ハリストス正教会は同じキリスト教でも東方教会に源を持つロシア正教の聖堂です。住宅街の中にこじんまり建てられていて、聖堂の中は礼拝と祈祷会の時のみ見学することが出来ます。神戸カトリック教会は、主聖堂等は礼拝等以外でも、誰でも見学することが出来ます。小聖堂のステンドグラスが綺麗でした。そもそもは1869年に建てられた神戸で最古のキリスト教会ですが、1995年の阪神淡路大地震での倒壊をきっかけに同じ地域の三つのカトリック教会が一つとなって、2004年に現在の聖堂が建てられたようです。ユダヤ教のシナゴーグは会堂の中にユダヤ教徒しか入ることは出来ないということでした。神戸のイスラーム教モスクは1935年に日本で最初に出来たモスクだそうです。イスラーム教徒でなくても普通に見学可能で、モスク内の幾何学模様が印象的でした。私はキリスト教徒なので、別にイスラーム教やキリスト教以外の他の諸宗教を信じているわけではないのですが、イスラーム教の開祖マホメット(ムハンマド)について記された冊子を渡され、それを読むと、それほどおかしなことを言っているようにも思えず、マホメットとテロを起こすようなイスラーム教過激派の教義との繋がりがわかりません。その後、大阪に向かい、現在、日本の書店としては最も広大な売場面積を持つMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店でキリスト教関係書籍を探すと、キリスト教書専門店には及びませんが、かなりの数の聖書及びキリスト教に関係する書物を目にすることが出来ます。時代は変わったものだと思います。

京都のイスラエル料理店で、中が空洞になっているパンのようなピタパンやファラフェル(ヒヨコ豆のコロッケ?)等をいただきました。学生時代にイスラエルでも頂いたことを思い出しましたが、実は、これは二千年前から作られている料理で、意外とさっぱりした料理です。頂きながら、新約聖書時代に主イエスも召し上がられたのではないか等と考えてしまいました。

同志社大学の京都府にある京田辺キャンパスは今出川キャンパスに比べ広大な敷地内に建てられています。学生時代以来でしょうか。久しぶりに構内を見学させていただきました。同志社ローム記念館等、新しい施設が建てられていたりします。見学者の中には修学旅行なのでしょうか、中学生や高校生たちが団体で見学に来ていました。

生きたジュゴンを見るために三重県の鳥羽水族館にも訪れました。沖縄県辺野古米軍基地建設のために環境破壊が進み、絶滅危惧種、天然記念物に指定されている哺乳類です。飼育が難しいそうで、鳥羽水族館はジュゴンを日本で唯一飼育している水族館だそうです。米軍基地建設のためにサンゴとともにジュゴンが本当に絶滅するのではないかと危惧されています。

京都市にある立命館大学の国際平和ミュージアムでは同志社大学の大学院生による企画展示写真展「原発とたたかうトルコの人々」が行われていたので、そこを訪れました。その写真展ではトルコのとある地域の人々の原発建設反対運動の様子が報告されていました。

そこから少し西に向かって歩き、世界遺産に指定されている龍安寺を訪れました。龍安寺の枯山水庭園については中世時代に差別されていた人々が寺社の庭園造りを行っていたことやキリスト教文化との関わり等を記したものに登場することがあります。私としては誰もいない庭園を想像し、静まった中で写真撮影しようと意気込んでいたのですが、海外からも含めて沢山の観光客、特に若者が多く押しかけていて、困ってしまいました。しかし、なんとか工夫して撮影することが出来ました。私が学生時代に同志社大学神学部の故竹中正夫名誉教授による「キリスト教倫理学」の授業で聞いた「吾唯足るを知る」という有名な言葉が刻印された蹲(つくばい)も見ることが出来ました。但し、後で分かったことですが、その蹲は複製品で本物は別の所にあるのだそうです。忙しい合間を縫っての休暇でした。

9月中旬には「奥羽教区脱原発講演会」に出席し、講師の麦倉哲氏(岩手大学教授)による福島第一原子力発電所の廃炉作業(解体)労働者の実態についての講演をお聞きしました。原発解体作業による放射能被曝が労働者たちにとって如何に危険であるかということ等、これが現代日本社会の病理現象の一部であることを思わされました。

10月上旬には日本基督教団大三沢教会で行われた奥羽教区による「社会問題セミナー」に出席し、講師の小倉隆一牧師(日本基督教団平真教会)より沖縄の歴史と状況、辺野古を始めとする米軍基地の問題や沖縄キリスト教団、日本基督教団と沖縄教区の関係等について講演をお聞きしました。その中で、今、自らが置かれたこの場で、第二次世界大戦下において日本基督教団が沖縄に対して加害者であり被害者であるという歴史意識を持ちつつ、日常生活において米軍基地という現実の問題に関わるということ、沖縄キリスト教団の歴史を覚えつつ、沖縄教区が属する日本基督教団が合同教会であることと、その捉え直しについて信仰を持って学び関わるということを考えさせられました。同教会にて、引き続き「北日本『核と基地問題』ネットワーク集会」が日本基督教団北海教区と東北教区からの参加者も含めて行われ、これにも出席しました。現地研修として青森県の六ヶ所村核燃料再処理工場の日本原燃PR館等を見学し、講師の山田清彦氏(核燃料サイクル阻止一万人訴訟原告団事務局長)に講演をしていただきました。再処理工場臨界事故が発生した場合を含めて大変、危険であるにもかかわらず、危険でないように見せかけるか、再処理工場にとって都合の悪いものは見せないようにし、そのために様々に整備されPRされていることも分かりました。その次の日に三沢基地に現地研修に向かい、そこで山田清彦氏に説明をしていただきました。民間の三沢空港と敷地の一部を共有している米軍三沢基地ですが、三沢市の町の中にいても米軍戦闘機の物凄い爆音が聞こえ、墜落しないかとハラハラさせられ、三沢市内での米軍による交通事故があるともお聞きしました。本当に酷い事です。いずれも重要な課題で、再処理工場稼働は中止すべきであること、米軍基地は必要ないことを確信しました。私は今回のこの「脱原発講演会」と二つの集会に出席しましたが、奥羽教区主催者側としての出席でもありました。

ところで、9月に茨木県東海村の日本原子力発電株式会社東海第二原子力発電所が原子力規制委員会による審査で正式合格しましたが、地元の人々の反発は根強くあるということです。既に1999年に同株式会社東海事業所の核燃料加工施設臨界事故で死者2名が出ており、さらに付近住民の人々が被曝したことが思い起こされます。また先日、広島平和公園で落書きが発見され、教育と歴史意識について考えさせられています。

10月は一年に一度、行われる「同志社校友会青森県支部総会・懇親会」にも出席しました。同志社総長・理事長も来られ、現在の同志社大学の様々な状況や同志社創立150年に向けての「同志社大学VISION2025」がアピールされました。七年後が楽しみです。総会・懇親会が行われた次の日には創立者の新島襄が風間浦に寄港したことを記念する碑前祭が行われたということです。

11月は日本基督教団に属する青森県津軽の諸教会・伝道所の信徒の方々の研修会である「北西地区信徒研修会」に出席しますが、今回は「多様な性について考える」というテーマで「同性愛」等を含む多様な性について理解を深めます。また「奥羽教区教師継続教育講座」に出席し、アジアのキリスト教やエキュメニカル運動について学ぶ予定です。

藤崎教会と隣接する藤崎幼稚園の9〜10月の秋の諸行事が無事、行われました。10〜11月の諸行事も主なる神の守りの中で行われることを望みます。9月下旬に藤崎の農家で取れた「洋梨」を購入しましたが、直ぐに頂いて美味しかったのですが、少し硬かったような気がしました。後で、それは熟させて頂く種類の洋梨であることを知りました。農家はリンゴを始めとする秋の作物の収穫に励んでおられます。主なる神が収穫の最後まで守って下さることを望みます。 

 

 

2018年12月10日(月)

 

11月に日本基督教団奥羽教区北西地区と奥羽教区のそれぞれの研修会に出席しました。「北西地区信徒研修会」は『多様な性について考える』というテーマで講師に平良愛香牧師(日本基督教団川和教会、セクシャル・マイノリティ・クリスチャンの集い「キリストの風」集会代表)をお迎えし、お話をお聞きしました。同性愛者である講師の今までの人生における世の中の偏見や差別等に基づく苦しみと悩み、そして、聖書の新しい読み方に基づく自らの信仰生活の変化、現代における「多様な性」についての説明及び課題等を学び、自分もこのような課題に関心を持ち、教会にそのような方が来られた場合の配慮等について考えました。「奥羽教区教師継続教育講座」は『旅路を共にする 〜アジアのエキュメニカル運動の歩き方〜』というテーマで講師に藤原佐和子氏(東北学院大学講師、アジア・キリスト教協議会常議員)をお迎えして、お話をお聞きしました。現在、どちらかと言えば、日本のキリスト者は普段あまり接することが少ないわけですが、他のアジア諸国のキリスト者の方々の課題や他のアジア諸国のキリスト教会と社会の問題、そこにはその国の文化や伝統、他の諸宗教との関わりの問題、日本では考えられないような貧しさや病気による問題、同時に全てのキリスト教会がイエス・キリストによって一つであることを覚えること等があり、様々に重要な内容であり、日本のキリスト教会に属する者、キリスト者として考えさせられることも多かったです。

巷では、二年後に控えた「東京オリンピック」に対する盛上りと天皇代替わりに伴う問題(宗教的儀式である「大嘗祭」が国の支出によるものであるゆえに、日本国憲法違反ではないかとする指摘や仏教やキリスト教等、宗教者たちを含む人々による訴えがあること)、「東京オリンピック」は楽しみでもあるわけですが、それも多少関係して、人手不足と日本に来る外国人が増えていることが相まって、日本に来て働く外国人労働者に関しての法律が改正され制定されたわけですが、それに関して問題点が指摘されています。さらに自衛隊砲弾や米軍の戦闘機等による事故が後を絶ちません。この一ヶ月間に発生した事故をざっと並べて見ただけでも、11月14日に滋賀県の陸上自衛隊演習場から発射された砲弾一発が国道付近に落下して、近くに止まっていた車の窓ガラスが割れるという事件が発生しています。11月22日に海上自衛隊の護衛艦が沖縄県沖の海上で実弾を海中に落下させた事故が発生しています。12月6日には、高知県沖でアメリカ軍の戦闘機と空中給油機が訓練中に接触し海上に墜落した事故が発生しています。戦闘機や護衛艦や砲弾等が危険のないものではないという認識が欠けているのではないかと疑わざるを得ません。「憲法九条改正」の問題との関係で重要です。2017年から開始された東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐっての裁判は東京電力旧経営陣が訴えられた裁判で、現在も行われていますが、東日本大震災とそれに伴う津波という自然災害によるものであると同時に、人災でもあり、旧経営陣にも責任があるのではないかと考えながら、裁判の行方を見守っています。

10月には「教育勅語」は戦時中に天皇と国家に従うことを促した内容であるゆえに問題のあるものであり、戦後、使ってはいけないものとされたにもかかわらず、とある政治家の方はこれを現代風にアレンジして使える部分があると発言し、批判を浴びたり、数か月前も別の政治家の方が「LGBT(性的少数者)は生産性がない」と発言し、後に謝罪したりしています。政治家とは何かを考えさせられました。

今年2018年は19世紀ドイツの神学フリードリッヒ・ダニエル・エルンスト・シュライエルマッハー(シュライアマハ―)生誕250年にあたる年でありましたが、先日、11月21日はシュライエルマッハーの誕生日でした。日本ではあまりなされていませんが、ドイツではこれを記念しての出版や行事がなされたようです。同時に今年は20世紀スイスの神学者カール・バルト召天50年の年でもあります。今日12月10日はカール・バルトの誕生日でした。カール・バルトは日本でも戦前から現在までキリスト教会と神学の世界で良く読まれている神学者です。最初はこれらの神学者が日本に導入され、読まれ始めた頃は誤解もありましたが、解釈は変わっても、現在も研究され続けている神学者たちです。

藤崎教会では既に「子供祝福式合同礼拝」、「収穫感謝日礼拝」、「アドベント礼拝」等も行われました。今は教会に隣接した幼稚園共々「クリスマス」に向けての準備を進めています(「アドベント」については雑記帳の「200年11月29日(日)」の項目「クリスマス」の起源については雑記帳の「2004年12月18日(土)」の項目をそれぞれ参照)。

ところで、今年の津軽地域のお米は天候不順のため、質は良いのですが、収穫量が少ないということです。リンゴも質は良いのですが、例年に比べ量が少ないのだそうです。環境破壊や地球温暖化と関係があるのでしょうか。これからも農家の方々を覚えて祈っていきたいと思います。12月、日本の地域によっては12月とは思えない非常に暖かな日もありました。一方、青森市酸ヶ湯では12月9日に積雪量が120cmを超えました。津軽はこれから雪の多い期間に入っていきます。皆様もお体を大切に。

 

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